せっかく介護リフォームを行っても、思っていたような出来上がりになっておらず、やり直し工事のために追加費用がかかってしまうこともあります。
そうならないためには、以下のような3つのポイントを押さえる必要があります。
- ケアマネージャーなどの専門家に相談すること
- 業者をしっかり選定すること
- 最終的なチェックは自分自身で行うこと
上記3つのポイントについて、順番に説明していきたいと思います。
1.専門家の力を借りよう!知識を借りて賢く介護リフォーム!
いざ介護リフォームを行おうと思っても、ほとんどの人がどのように改修すれば良いのか、どこを改修すれば快適な暮らしを得られるのか、そういった知識を持っていないかと思います。
専門家でない限り、具体的な案を挙げられないことは当然ですし、自分だけでできることには限界もありますよね。そういったときに一番身近で相談に乗ってくれる存在は、自分の体の状態を理解していて、知識もあるケアマネージャーや医師などの専門家です。
介護保険の助成金を利用して介護リフォームを行う場合、介護認定を受ける必要があります。その際に、自分自身の家族構成や体や心の状態など、様々な情報を共有し、相談に乗ってくれるケアマネージャーなどの担当者がつきます。
ケアマネージャーの仕事は、介護認定を受けた人がこれからどんなサービスを受けた方が良いのか、そのためにどうすれば良いのかを本人の希望と照らし合わせながら考え、提案することです。
そのため、ケアマネージャーは自分自身のことをよく知ってくれている、一番身近な専門家です。ケアマネージャーが本人の希望や病気の状態などを客観的に捉え、介護リフォームを行うための情報をまとめてくれます。
その情報を踏まえて工事業者と打ち合わせを行うため、工事業者と本人の意志の疎通が行いやすく、希望を伝えやすくなります。困ったことがあればケアマネージャーがいつでも相談に乗ってくれるので、安心して介護リフォームを行うことができるでしょう。
2.悪徳業者に注意!介護リフォーム工事業者をしっかり選定しよう!
超高齢化社会になると共に介護事業に注目が集まり、介護リフォーム事業に着手する一般企業も少なくありません。介護保険の改正などもあり、介護リフォームを行う人も増えたため、売上を得るためだけに介護リフォームを行う業者も多いのです。
そんな業者の中には、介護の専門知識に乏しく、介護リフォームをする際に必要な資格を持たないところもあるのが現状です。
そのため、こちらの希望を正しく理解せずにずさんな工事が行われたり、間違った場所を工事されたりする可能性もあります。
業者が故意にやっていなくても、知識が乏しければ間違った判断をされ、そのまま完成してしまうということも十分あり得る話です。
工事のやり直しとなればその分お金もかかりますし、業者もあまりいい顔はしません。そのため、工事業者をきちんと選ぶことが重要なポイントとなります。
多くの業者の中から選定することは手間もかかるかもしれませんが、ケアマネージャーと相談したり、業者の実績や口コミを調べたりして、慎重に決めることが大切です。
実際に業者と話して、見積もりをとってもらうことも有効です。契約をしなければ工事には着手できないので、担当者と話して慎重に判断しましょう。
3.介護リフォームは最終的に自分の目で確かめることが重要!
業者を決めて工事が終わると、何だか安心してしまうものですが、工事の終了が契約の終了ではありません。きちんと指示どおりに作られているのか、手すりや段差などはきちんと取り付けられているのか、最終チェックを行いましょう。全てきちんと仕上がっていることが確認できて初めて、介護リフォームが成功したと言えます。
前述した通り、工事業者の中には売上のために工事費用を抑えようと、ずさんな工事をする業者もいます。契約が終了してから不備に気がついても、無償で直してもらえるとは限りません。
そのため、工事が終わり工事業者から確認を求められたら、念入りにチェックしましょう。
実際の動作を行ってみることも大切です。そうすることで、介護リフォームの失敗を未然に防ぐことができます。業者に悪いからと遠慮せずに、しっかりとチェックすることを心がけましょう。
介護リフォームの主役は、リフォームを必要とする人自身です。ケアマネージャーや業者はあくまでもリフォームを行う際の協力者でしかありません。
協力をあおぐことももちろん必要ですが、最終的に自分自身が便利に生活できるように、相談や確認は入念に行うようにしましょう。
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