介護ベットは、快適な睡眠だけが目的ではありません。
- 動作を助ける
- 介護がしやすい機能がある
この2つの要素が加わったベットを介護ベットといいます。
自分一人ではできない動作を介護する方の労力が、より軽減できるものが理想的な介護ベットと言えるでしょう。
また、要介護者は介護ベットに長い時間寝たままの状態でいることが多いため、出来るだけ快適なものを選んであげたいですよね。
どのようなポイントに注意すれば良いのか、これから初めて介護ベットを購入する方のためにポイントを5つに分けて解説します。
介護ベットを選ぶ5つのポイント!
最適な大きさ
介護ベットには長さ、幅、高さがあり、大きければ良いというわけではありません。
大きいとゆったりと寝られて介護される方が寝返りをうつにはいいかもしれませんが介護する側にしてみれば、手が思うように届かず、サポートしにくくなってしまいます。
また、部屋の大きさを配慮して選ばないと部屋が窮屈になってしまいます。
幅は83cm、91cm、100cmと大きく3パターンあります。
幅が狭ければ狭いほど介護がしやすくなります。
100cmは一般の布団と同じサイズでゆっくりと寝られるのですが、真ん中や奥側に寝ている要介護者が遠く感じ、介護する側が疲れやすくなってしまいます。
長さは180cm、191cm、205cmの3パターンがあります。
- 180cmの適応身長:身長150cm未満の方
- 191cmの対応身長:身長150cm以上の方
- 205cmの対応身長:身長175cm以上の方
電動モーター
モーター数により機能が変わります。
より充実した機能を求めるならモーター数が2以上のものを選びましょう。
モーターがついている箇所は
- 背上げ部分
- 足上げ部分
- 高さを変える部分
この3つです。
おむつを変えたくて補助をする場合、ちょうど良い位置や高さに合わせることが可能なため、モーター数が多ければ高機能で介護者も便利ということをおぼえておきましょう。
また電動モーターには強さがあり使用感も違いますので、出来れば要介護者が実際に寝てみて試すのがよいですね。
マットレス
要介護者は寝返りがうてるかたとそうでない方がおります。
そのため、マットレスは、寝返りが打てる方は一般的なマットレスで良いのですが寝返りがうてない方には床ずれへ防止タイプのマットレスがおすすめです。
寝返りがうてる方におすすめのマットレス
- ポケットコイルマットレス
- ストレッチスリムマットレス
- エバーフイットマットレス
- プレグラーマットレスなど
寝返りがうてない方におすすめのマットレス
- グレーターマットレス
- エバーフィットマットレス
- コンフォケアマットレス
- パラフロートマットレス
- アキュマックスなど
寝返りがうてる方は柔らかめや硬めなどお好みのマットレスで良いのですが、寝返りがうてない方は柔らかめのマットレスが床ずれ防止になります。
体圧分散タイプや通気性に優れたタイプなどさまざまなタイプがございますので、使用者のお好みのタイプで選んであげましょう。
安全装置をチェック
介護用ベッドには介助バー(安全バー)がついているタイプとそうでないタイプがあります。
介助バーは事故を防ぐほか、起き上がるとき、車いすに乗るときなど掴まることで力が入り、動作補助の役目を果たすのです。
オプションになっている場合が多く、最初から取り付けられると大変便利です。
ケアマネージャーや専門医に相談
介護ベットは、介護の度合いでどんなベットが適切か、専門知識がないとちょっと分かりにくいかもしれません。
専門知識のある方からのお話を参考に、介護ベットを選ぶと間違いないでしょう。
また介護者にとっては介護しやすく、介護が楽に感じるものです。
ぜひ、お互いの負担を軽減できる適切な介護ベットをこの情報を参考にして選んでみてくださいね。
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